和食器

川喜田半泥子 茶碗

素朴さと洒脱さ、大らかさと鋭さ、相対するものをひっくるめて持ち合わせた茶碗。 空襲を生き抜いた風格がある。【送料無料】川喜田半泥子無茶の芸価格:2,100円(税込、送料別)

ぽってり。中村和樹 備前焼湯呑

人には好きな形がある。僕は比較的ぽってりした形が好きだ。それはいろいろなものに現れる。鞄でも縦長、横長のものよりも正方形に近いものが好きだ。マイセンのチューリップ形のコーヒーカップが好きなのも、ヘレンドのティーカップが好きなのも、すべてそ…

ころころとかわいい器。川喜田敦 片口

湯呑として使っても、ぐい呑として使ってもいける。小さくてころころとした形が愛嬌たっぷり。 それでいて風趣ただよう。 【送料無料】朝1杯!!白湯のみダイエット価格:1,000円(税込、送料別)

凝縮された存在感 川喜田敦 割高台志野茶碗

二代半泥子こと、川喜田敦氏の志野茶碗。決して大ぶりの茶碗ではないが、大ぶりの茶碗のように存在感が凝縮されている。半泥子のような洒脱さよりもむしろ厳しさを感じさせる。しかし、普通の志野茶碗にはない割高台が得も言われぬ愛嬌を見せる。 手に取って…

シンプルで味がある。高力芳照 粉引湯呑

日本人はかわいいものが好きだ。ころころとした感じのものはかわいいと言って好まれる。 この湯呑もそういった嫌みのないちょっと小太りのころっとした体型の湯呑である。 高力芳照は備前焼の作家であるが、これは備前焼ではなく粉引である。釉薬が薄くかか…

鯉江良二 白楽茶碗

もう何年も前に買った鯉江良二の白楽茶碗。箱に「斜取」と書いてあるのは、彼がかつてアメリカのシアトル作ったことを示している。かなり大ぶりのずっしりとした茶碗。楽茶碗とは書いてあるが、楽茶碗のようなやらわかい感じはなく、むしろ豪快。 彼の作品の…

品格 ― 川喜田敦 白がけしの 湯呑

三重が生んだ偉人、川喜田半泥子。彼の作る茶碗をはじめとする作品は、懐が深く、洒脱であり、唯我独尊を体現したようなものが多い。そして二代半泥子として、このスピリッツを受け継ぐ敦氏もまた、そういった彼しか作れない独特の作品を生み出している。 日…

全文煥の茶碗

昔、阿倍野近鉄百貨店で買った全文煥の茶碗。もうひとつの井戸茶碗と購入した。前に堂島にある山木美術で彼のことを知り、欲しいと思っていた。そのころ僕は鯉江良二の茶碗に興味を持っていて、鯉江良二の影響を受けている全文煥の茶碗は僕には魅力的に思え…

天真爛漫な鮮やかさ。伊藤慶二作 赤絵湯呑

岐阜で作陶している伊藤慶二の赤絵湯呑。乾いたクラフト的な磁土の上に掛けられた化粧土に赤絵が彩られている。伊藤慶二は現代陶の作家であり、海外でも多くの展覧会を行っているらしい。 あるギャラリーで見て一目ぼれして購入した。赤絵の自由闊達さもさる…