天真爛漫な鮮やかさ。伊藤慶二作 赤絵湯呑


 岐阜で作陶している伊藤慶二の赤絵湯呑。乾いたクラフト的な磁土の上に掛けられた化粧土に赤絵が彩られている。伊藤慶二は現代陶の作家であり、海外でも多くの展覧会を行っているらしい。

 あるギャラリーで見て一目ぼれして購入した。赤絵の自由闊達さもさることながら、そのキャンバスとなる化粧土がいい味を出している。実際、作品の雰囲気はこの白さの感じが決めると言ってもいい。

 造形作家の作る食器は、スタイルに優れたものが多い。湯呑ひとつとってもそのフォルムは実にさまざまで、作品の重要な要素となる。陶芸作品の中でも最も手ごろな価格で売られる湯呑だからこそ、作家の力量がわかると僕は考えている。

伊藤慶二のHP

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価格:2,100円(税込、送料別)