バターよりも、口のほうがとろけそうです。六花亭のマルセイ・バターサンド

Oggi fa un po' caldo.

K嬢が、北海道展をしているからと何かいるかといって電話をくれた。こういうときにほしいのは、やはりこの六花亭バターサンドか、ストロベリーチョコか、あるいは小樽のルタオかということになる。いつも同じものになるがやはりおいしいのだから仕方がない。というわけで、今回はバターサンド。


 しかし、これってなんでこんなにおいしいのだろうか。とろけるような、濃厚なバターが口の中に広がり、さくっとしたまわりのクッキーと、ぷにゅっとした、ちょっぴり洋酒のきいたレーズンの組み合わせ。しかし油断してはならない。このお菓子が手に入ると、いつも心と体の戦いになる(ちなみに僕は二元論者ではなく、多元論者だ)。一日二個ときめるのに、体はもっと貪欲なのだ。


 パッケージングもうまい。このレトロな感じが、いっそう食欲を引き立てる。食べ物は、味覚、触覚、視覚、嗅覚、そして記憶で味わうものだ。レトロな感じというのは、そのレトロな時代を知らなくても、なぜか記憶をくすぐるものだ。というわけで、こうやって書いていてもまた食べたくなる。


あ、そうだお金をまだ払ってない!