大掃除はパソコンの中身から。 Crucial Real SSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1

 新しい職場のパソコンを作るために、自宅のメインマシーンの部品を新しくするつもりだが、まずSSDを換装した。今まではインテルIntel SSDSA2MH160G2R5を使っていて、もちろんこの製品についてはまったく不満はないのだが、SSDは耐久性に問題があるので、まあときどき換えてもいいかと思いかえることにした。最近はPCI接続の高速SSDも出始めているが、まだかなり割高感があるので、もう少しいろんなところから出て価格低下が始まるのを待つのがいいような気がする。そこで、今回はSATA3の高速具合を見てみたくてこのCrucial Real SSDにした。この製品は、今まで使っていたIntelSSDを購入したときにもすでに発売されていたが、まだで始めたばかりでブートドライブとして使うのはどうかという疑問もあったが、そういった問題は今はまったくなくなっているようで安心した。インテルのときは160Gだったので、30Gほど容量が減ってしまうが、まあインテルのときもかなり容量があまっていたので、128Gなら十分だと判断した。半年前に比べて値段も半分くらいになっていて、この業界の価格競争のすごさがわかる。
 まあ、新しいドライブを導入したときは、やっぱり一からクリーンインストールしたいので、久しぶりに最初からOSを入れることに。久しぶりにPCケースをあけ、ほこりを掃除機で吸い取り、SSDをインストール。間違えないようにちゃんとSATA3のコネクタに接続しないとね。

 というわけで、ちょっとめんどくさいがあとはいつもの手順どおり。OSを入れて、マザーボード関係のドライバー類・ビデオカードのドライバを入れ、早速ベンチマークを計測・・・。あれ?思ったよりも速度が出ていない。前のSSDよりもちょっと早いくらい。どうも何かが間違っているらしい。ということで、ネットで調べてみると、IDEモードでSSDをつないでいるからだということが判明。SATA3モードで使い、しかもSSDのTrim機能などを使うにはAHCIのモードにしなければならないらしい。IDEモードでOSをインストールすると、基本的にはAHCIモードにBIOSを変えてもOSが立ち上がらなくなってしまう(レジストリをいじるとちゃんとAHCIで動くようになるらしいが、そういうのは気持ち悪い)ので、もう一度、はじめからAHCIモードに変えて、それからまたクリーンインストール。これでうまくいった。

 インテルIntel SSDSA2MH160G2R5からCrucial Real SSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1に変えたことによって感じる使用感は、まあちょっと早くなったかなという程度か。一応早くなったのはわかるが、これがReal SSDにかえたことによるのか、新しいSSDに変えたことによるのかはちょっと微妙。それよりも、OSを立ち上げるときは、インテルのときと違って、Real SSDのドライバーを読み込み(のだと思う)それを表示する動作が入るので、ちょっと遅くなった感じがある。立ち上がればもちろんさっき書いたようにこちらのほうが早いのだが。いずれにせよ、HDDからSSDに変えたときのような劇的な変化はもう味わえないのかも。

CrystalDiskMarkベンチマークの結果は次のとおり。さすがに、すべての項目でIntel SSDSA2MH160G2R5を上回った。

参考までにIntel SSDSA2MH160G2R5も掲載しておく。