ドコモのスマートフォンMEDIAS WP N-06C



 iPhoneを持っているのだが、K嬢がスマートフォンがほしいと言い出したのと、iPhoneの使い勝手の良さは分かっていながらもフラッシュプレイヤーがインストールできないので見れないウェブページが多いのが気になり、僕もドコモの携帯をスマートフォンに変えることにした。
 K嬢に感化されて薄い携帯好きになっていたし、しかもおサイフケータイはどうしてもまたつかいたかったので、これが一番の選択肢になった。前に使っていた携帯もNECなんで、ひきつづきNECということになる。NECというと昔のPC9801のデザインのかけらもないパソコンをのメーカーというイメージが強かったが、どうも携帯の世界ではNECはデザイン的にとてもいいものを連発している。パッと持った瞬間薄いと思えるスマートさで、カラバリがもう少し豊富ならばいうことないのだが。

 iPhone4にした時も画面がきれいなのに満足したが、こっちはそれをさらに鮮やかにした感じで、画面の視認性は高い。フラッシュのウェブページもちょっともたつくことはあるもののなかなか快適で、出先でのお店探しなどにもかあり便利だ。ドコモのメールもそのまま使えるし、iPhoneよりも携帯電話っぽいところは残っている。しかし、iPhoneとドコモのスマートフォンの違いは、いかにもマックとウィンドウズ(こっちはグーグルだが)の違いに似ている。ドコモのスマートフォンは確かに多機能で、本当にいろんなアプリが最初から入っている。ただし、操作性といえば、完全にiPhoneのほうがつかいやすい。この点は実に不思議な点だ。タッチパネルの使い方もそれほど違いがあるわけではなく、ほんの小さな部分の積み重ねだと思うのだが、トータルとしては圧倒的にiPhone4のほうがつかいやすい。これこそアップルマジックといったことか。ただし、これが電波の入り具合も使い勝手に加えれば、iPhoneのポイントは相当下がる。ソフトバンクはもうちょっとこの辺をちゃんとしてほしい。圏外が多すぎる。

 あと電池のヘリは相当悪い。ウェブの閲覧は、こっち(ドコモ)のほうが主力になりつつあるのに、毎日毎日なかなかのヘリ具合だ。いずれにせよ、ほぼ完成していた携帯電話と違って、スマートフォンはまだまだ改良の余地がある。その意味でも、iPhoneとアンドロイド携帯のライバル関係があることは、技術の発展にとってもいいことだと思う。