ノイズ低減機能は確かに大幅に強化されていた!Adobe Photoshop Lightroom 3


 もうちょっと前に出ていたのだが、ついタイミングを逃して買いそびれていたのをようやく手に入れた。
 僕は写真を基本的に(コンデジ以外には)RAW画像で取っている。もちろんJPEGのほうが何も後でいじる必要もないし、今のデジカメは処理能力も高いので、JPEGで十分なのだが、やはり保存する基本データはなるべくデータ量が多いものにしておきたいと思ってるし、最近は記憶メディアが大容量化しているので、RAW+JPEGで撮っても十分余裕があるようになってきたからだ。
 写真の現像、管理はAdobe Photoshop Lightroomが出た当初からこれで行っているので基本的なインターフェイスに慣れているのでなかなかほかに離れられない。


 バージョン1からバージョン2に移行したとき、マスク機能などが搭載され、部分的に露出が変えられるようになり、HDR的な写真をRAWの時点で(かなりめんどくさいが)作れるようになり、大きな変化だったが、今回はどうか。僕が一番注目していたのはノイズ低減機能の強化だ。


 バージョン2でもノイズ低減機能は付いていたが、かなりお粗末なものだった。適用量(1−100)のうち、50くらいにしても相当ノイズは残っていたし、100にするとディテールが失われるという感じで、ノイズ低減専用の外部プラグインなどを使っていたりした。しかし、やはり性能のいいものはまたお金がかかるし、フォトショップでやってもいいのだが、なるべく現像段階できれいに処理したい。ノイズ低減機能が有能だと、高感度撮影がもっと気楽にできるし非常に便利だ。


 というわけでまずノイズ低減機能を今回は試してみた。そして使ってびっくりした。確かに大幅に性能が上がっている。ちょっと思い切って適用量100でやってみたが、輪郭のディテールがほとんど失われておらず、見事にノイズがとれた。確かに、木目のところはちょっとぼけているし、画像によっても違うのと思うので、まあ実際のところは40から50くらいの適用量がベストだとは思うが。ちなみに下の画像がその比較画像。


 他の機能はまだ未使用だが、定番の現像ソフトなので、今までもある機能の使い勝手のよさは申し分ないし、このノイズ低減機能だけでも買って損はない。バージョン2のユーザーは言うまでもない。



Photoshop Lightroom 3.0 Win・Mac版 (フォトショップ ライトルーム 3.0 Win・Mac版)