なんだか癒されます。CAOMARU


彼との出会いは強烈なものだった。K嬢との待ち合わせで京都のマルイをフラフラと歩いていると、なんだかこっちを見ている人がいる。しかも、ただならぬ雰囲気を醸し出しながら。

 そのプレッシャーに耐えつつ、視線の送り主のほうを見てみる。そこにいたのが彼だった。むすっとした顔をこちらに向けながら、しかも赤ちゃんのような風情を漂わせながらも、かわいいのか、むかつくのかよくわからない顔。


 触ってみる。するとその感触に驚いた。とてもな滑らかな表面、しかも滑らかなのだがつるつるというわけではなく、しかもほどよい弾力。そうまさしく人の肌のよう。しかもにぎにぎしていたときの弾力と、手からつたわった熱のおかげで、完全に女の子の二の腕だ。


 確かに癖になる感触。癒し系グッズだ。
 ただし値段はちょっと高め。癒されない価格だ。